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Channel: 福島ズボラーヌ
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Bio Bar Greens

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売れても占い商店街こと福島聖天通商店街の中にある野菜料理がメインのお店。
「スペインバル Banda」の系列店らしい。
少々入りづらいお店構えでしたが
店頭に置かれたランチのサンプルに心惹かれてお邪魔しました。

私がお願いしたのは、前菜盛り合わせ+日替わりスープのセット。



ふわふわのパンと野菜料理の盛り合わせです。
左の方で渦巻いているオレンジ色の物体は人参のサラダ。
これが一番美味しかった!
人参サラダ(ちまたでキャロットラペとか言われているもの)は
千切りスライサーでおろした人参が多いのですが
ここのは違う切り方でした。
その切り方のために食感がよそのお店とは違っていて美味しいのです。
このプレートだけで、ほぼお腹いっぱいに…



そこに日替わりのスープ登場。
エキゾチックな香りのするスープです。
香りはスパイシーですが、辛くなく、野菜の甘みのあるスープ。
いろいろなお料理が少しづつ楽しめる本当にいいランチでした。

Bio Bar Greens(グリーンズ)
住所:大阪市福島区福島7-4-28
電話:06-6455-3733
休日:日曜日

新出入橋

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きんつばで有名な「出入橋」の近くにあったのが「新出入橋」。
その古い橋柱が横断歩道の脇に残されています。



出入橋、新出入橋ともにかつて堂島川〜大阪駅にあった運河に架橋されていた橋です。
運河の名前はは駅構内部分は梅田入堀、駅〜堂島川の部分は堂島掘割。
名前の通り、出入橋の方が先に出来たのでしょう。
運河は昭和40年代に埋め立てられましたが、
出入橋は今もその美しい姿を残しています。
あまり大事にされていないのがよく分かる状態になっているのが
非常に残念ですが…

今の二号線にはかつて大阪市電の福島曾根崎線が走っていました。
開業は明治45年(1912年)ですから、新出入橋が造られたのはその頃。
梅田入堀の開削は明治10年(大阪駅〜蜆川。堂島川まで延伸されたのはその翌年)、
昭和5年に現在解体工事中である貨物駅のところまで拡張されました。

新出入橋の近くの公園には、以前、池のような小川のような水場がありましたが
かつての掘割をイメージしたものだったのかな?
今は諸事情により、水ははられていませんが。
この公園も高速道路の高架下で何となく陰気な雰囲気なのが残念。

「wikipedia:大阪市電福島曽根崎線

区間は梅田新道〜福島西通。
福島西通では堂島大橋線、福島西野田線との乗り換えができました。
廃止されたのは昭和44年(1969年)。

梅田新道と言えば現在放映中のNHKドラマ
『夫婦善哉』の柳吉の生家(維康商店)。
蝶子が芸妓をしていた曽根崎新地はそのすぐ近くです。
森山未來さんの柳吉は大店の若旦那らしい
カラッとしたところや品の良さが無いように思い、ちょっと苦手。
でもいかにも駄目男という堕落ぶりと色気はすごいなぁと思う。



「大阪市パノラマ地図」1923年

地図の左端に「西成郡役所」があります。
当時、この辺りは大阪市ではなく西成郡上福島村。
この地図が作成された翌年に西成郡は消滅し、大阪市に併合されました。

BRASSERIE AILES

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JR環状線福島駅近く、ホテル阪神南側にあるフランス料理店。
昨年(2012年)12月にできた新しいお店です。



周辺は長屋が比較的よく残っているエリア。
老舗鰻店「菱東」やインド料理店「カルカッタキッチンALISA」の近く。

こんな感じです→「福島五丁目(5)

この付近にあるだけで十分隠れ家っぽいのですが、
道路からさらに細い路地を少し歩きます。
以前は「和風食事処ふじよし」でした。
ふじよしには一度も行ったことがありませんが
店内インテリアや入り口は和風テイストなので
かつてのお店の雰囲気が残っているかもしれません。
フレンチなので、女性客ばかりかと思いきや
意外にも男性や家族連れ(休日に行ったので)もちらほら。

ランチは色々種類があり、フランス風オープンサンド(タルティーヌ)や
そば粉のガレット、日替わりランチ等。
私はステーキのランチにしました。



サラダ。自家製パンはおかわりできます。
パンかごを持った店員さんが客席を巡回しますので
随時声をかけてお皿に入れてもらうという形式。
かごの中に入っているパンはその時々で違うようです。



パンのおかわりをしたかったのですが、見ての通りのフレンチフライの量!
でも美味しかった。

入り口は少々入りづらいですが、お店の人たちが明るく親切で
居心地はなかなかよいです。
内装も落ち着いた感じで良いのですが
中庭がなぁ…貧相というか、大事にされていないというか。
単なる明り取りの空間になってしまっているのが非常に残念。
小さいながらも気の利いた坪庭になってくれたらもっといいのに。


BRASSERIE AILES(ブラッセリーエール)
住所:大阪府大阪市福島区福島5-6-46
電話:050-5796-9535
休日:火曜日
参考:ぐるなび BRASSERIE AILES

浄祐寺(2)

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二号線から見える浄祐寺の壁。
壁の上部に煉瓦が見えますが、それ以外は瓦ですかね。

このお寺は私が行く時はいつもひっそりとしていますが
インターネットで見ると、わりと写真を撮っている人が多い。
文楽や歌舞伎で有名な演目(忠臣蔵、五大力恋緘など)の
登場人物の墓所を訪ねて来られたのでしょう。

矢頭長七の墓所は
大阪の観光地として、昔はそこそこ有名でした。
かつての大阪は全国的にも有名な芸能の街、芝居の街だったので
多くの芝居ファンがお墓参りに訪れたのだと思います。

古地図ファンにはおなじみの本渡章さんの著書、
「続大阪古地図むかし案内(明治〜昭和初期編)」にもその名前は登場します。
昭和初期の近代古地図「グレート大阪市全図」に『珠玉の名蹟』のひとつとして
上げられているのです。
この地図が発行されたのは、昭和三年。
大正末期に人口・面積ともに日本最大の都市となった大阪市は
昭和二年に工場数・職工数ともに全国一となり、
まさに「グレート大阪」の名にふさわしい巨大都市に発展しました。

当時、福島区はまだなく、此花区の一部でした。
矢頭長七のお墓がある浄祐寺の住所は現在は北区堂島ですが
此花区の名所として紹介されています。

※「福島区の風景・街並み

堂島大橋(2)

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堂島川にかかる橋のひとつ。
福島区と北区中之島を結んでいます。
今の橋は昭和二年に架橋されたもの。

前の記事「堂島大橋(1)



『大阪の橋ものがたり』に堂島大橋の渡り初めについての記述があります。
その昔、橋の渡り初め式と言いますと、
老夫婦や三代の夫婦がそろっている一家が先頭に立って渡るものだったそうです。
しかし、この堂島大橋の式典では、
「中之島から550人、上福島から600人の児童によって
市歌を唱え国旗を振りながら簡単に質素な渡初式を行い、
渡り初めに一新機軸を出した。」



上福島の児童とは今の上福島小学校(明治7年創立)か、
それとも福島小学校(明治36年創立)の子どもだちでしょうか。
中之島というのは、中之島尋常小学校(昭和19年に廃校)ではないかと思います。



堂島大橋はあちらこちらが黒ずんだりひび割れたりと老朽化が進んでいます。
全体的に黒ずんでいますが、汚れだけではなく
第二次大戦時の空襲による黒焦げもあるらしい。

堂島大橋北詰にあった田辺聖子さんの生家、田辺写真館は
昭和20年6月1日の空襲で焼失しています。
黒焦げはその時についたものかも…

「毎日新聞:わが町にも歴史あり・知られざる大阪:/300 堂島大橋 /大阪

この記事に堂島大橋について詳しい説明が書かれています。
かつては青銅製の彫刻が付いていたそうですが、今はありません。
上記の写真を見ると、その彫刻がはがされたと思しき痕跡があります。
柱の足元にある石臼状のものは、馬車馬の水飲み場だとか。
この鉢は「水が出るようになっていたはず」だそうですが
どういう仕組みになっていたのかな?



「實地踏測大阪市街全圖」大正7年(1918年)

堂島大橋という名の橋が最初に架けられたのは明治16年。
しかし洪水で流されてしまい、明治42年に再び木橋が架けられました。
この地図に掲載されている橋は、その新しい方の木橋。
橋の北側には今は無い蜆川(またの名を曽根崎川、福島川、梅田川)が流れ
堂島小橋がかかっています。
まだ市電の堂島大橋線は開通していません。
なお大阪市電は日本最初の市営路面電車です。



「イロハ引早わかり大大阪市街新地圖」昭和8年(1933年)

堂島大橋は市電橋に改良するため、昭和2年に新しく架け替えられました。
橋の上には堂島大橋線(堂島大橋〜福島西通間)が走っています。

※「福島区の風景・街並み

日本キリスト教団 大阪福島教会

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福島七丁目にある、100年以上続く歴史を持つ教会。
昨年、大阪市都市景観資源に登録されました。

義と平和と喜び 日本キリスト教団 大阪福島教会

「Facebook:日本キリスト教団 大阪福島教会

フェイスブックには内部の写真がたくさん掲載されています。
外観だけでなく、内部も清楚で美しいです。



敷地内には附属幼稚園が併設されています。
私はごくフツーの公立幼稚園に通園していたので
こういう素敵な建物にある幼稚園が子ども心にとても羨ましかった。
前を通るたびに「いいなぁ」と眺めていたものです。



先日、帰省した時に久しぶりに見に行って来ました。
私の記憶にあるものより、かなり白い。
外壁を塗り替えたんでしょうか、昔はちょっと黒ずんでましたよね?
(HPによると、2007年に塗装工事をしたみたいです)





設計は大丸心斎橋店や船場の浪花教会、西区の大阪教会などと同じくヴォーリズ建築事務所。
大正時代に建てられましたが
第二次世界大戦時の戦災で大きな被害を受けましたが、
その後、再建されました。

「wikipedia:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ





正面入り口の装飾が特に素晴らしい。

この大阪福島教会も浪花教会、大阪教会も建物がすばらしいだけでなく
親しみやすさと厳かな雰囲気が漂うところです。
地元の人に敬愛されている信仰の場所なのだなという感じがする。
(信者でもないのに、内部に入って写真を撮ろう!という気にはなれない)

大阪の神社やお寺もそういう感じ。
四天王寺(593年創建)、住吉大社(211年)、生國魂神社(紀元前!)など
歴史ある宗教施設はたくさんあるのですが
観光地というより、どこも現役バリバリの信仰の場です。
大阪では信仰や信心というものが今も生活に根差している証拠ではないかと思います。



「實地踏測大阪市街全圖」大正元年(1912年)

大阪福島教会が福島に設立されたのは1908年。
設立当初の住所は「大阪市北区上福島北二丁目155番地」
「浄正橋通」(たぶん今のなにわ筋)に面した場所にあったそうです。
地図の青いマークのところが、上福島北二丁目。
現在地に移転したのが1925年。

地図を見ると、周囲には学校がたくさんあります。
かつての福島区は市内有数の文教地区だったそうです。

「日本基督教団 大阪福島教会」
住所:大阪市福島区福島7-19-16
階数:地上3階
構造:鉄筋コンクリート造
設計:ヴォーリズ建築事務所
施工:-
竣工:大正15年(1926年)
指定:大阪市都市景観資源



※「福島区の風景・街並み

堂浜ビル(3)

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以前の記事のコメントで教えて頂いた堂浜ビルの解体。

古ぼけてはいるけれど、なかなか素敵な佇まいの建物だっただけに
とても残念です。



表入口には工事用のフェンスが。
ああ、いよいよ解体されてしまうのやなぁ…



さよなら。


※「福島区の風景・街並み

如意山了徳院(福島聖天)(1)

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「聖天さん」の愛称で知られる寺院。
(鳥居あるけど、神社じゃないです)
近隣の売れても占い商店街こと聖天通商店街の名前の由来は
このお寺から来ています。



「売れても占い.com:福島聖天 了徳院
大聖歓喜天〜聖天ファン〜
「大阪市:浦江聖天(うらえしょうてん)
「wikipedia:了徳院

正確な創立時期は不明のようですが、
戦国時代にはすでにこの地にあり、
元文元年(1736年)に再興されたのだそうです。
元文とは江戸時代の元号で、徳川吉宗の時代。



大阪大空襲の被害に遭い、山門と稲荷堂を残してすべて焼失。
無事だった山門は文化財として指定されているらしいのですが
どういう名称の指定だったかは忘れました…

山門には大根が描かれた提灯がぶら下がっています。
聖天さん=大聖歓喜天さんは象の姿をしたインドの神様で
大根が好物なのだそうです。





山門には子持ち竜の彫刻が施されています。

『なにわ福島ものがたり』(福島区歴史研究会)によりますと
この聖天さんは水商売(たぶん北新地)や堂島米相場師の人たちなどの
信仰が篤かったそうです。
聖天通商店街はその門前町。
JR福島駅前のテーラーのショウウインドウに当時の写真が掲示してあったような…
戦前はとても賑やかな商店街で、大阪四大商店街のひとつでした。
(あとの3つは心斎橋、天神橋筋、九条)



「大阪市パノラマ地図」大正12(1923)年

聖天さんのすぐそばを流れるのは聖天川。
その昔、水利や運搬のために使われていた井路川のひとつです。
井路川は福島区内のあちこちに流れていましたが
順次埋め立てられ、道路に変わっています。

(2)に続く。

如意山了徳院(福島聖天)(2)

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前記事:如意山了徳院(福島聖天)(1)

境内の中はそんなに広くありません。
昔はたくさんの参拝客でにぎわったと言いますが、
その頃は広かったのだろうか?



鐘楼。



池には竜の彫刻が。



芭蕉の句碑もあります。
実際に芭蕉が聖天さんを参拝したのかどうかは疑問視されているらしいですが…
松尾芭蕉は「句聖」と呼ばれていますが、数多くの句碑が日本中に建てられています。
(2500基以上あるらしい)
芭蕉は「俳聖」と呼ばれ、弟子や崇拝、神格化され
俳句(蕉風俳諧)は大衆娯楽として広く人気を博しました。
句碑の中には、俳諧愛好者が芭蕉をしのんで建てたものも多い。
「芭蕉がこの地を訪れて句を詠んだ」という証ではなく
「この辺には俳諧を愛好する人たちがたくさんいました」という印でもあるようです。
了徳院の句碑にも
「俳人三津人が建立した」と書かれています。

「杜若語るも旅のひとつ哉」

句に「杜若」が入っているように、昔はカキツバタの名所だったそうです。
江戸時代の錦絵『浪花百景』には「うらえ杜若」というタイトルの絵があり
大阪の観光名所のひとつになっていました。



手前にシュッと伸びた杜若の花、燕が飛んでいるかっこいい絵です。
お寺の池というよりは、周囲の井路川(聖天川)に杜若が咲いていたんですかね?
赤い提灯は茶屋かなぁ。
建物の向こうは田んぼなのかな、のどかな風景です。
杜若だけでなく、藤の名所でもありました。
近くの妙寿寺の蓮も有名だったそうで、
蓮飯の美味しいお店(富竹という料亭)があったらしい。
杜若も蓮も水辺の植物なので、浦江はやはり水郷の街だったのですね。

聖天川は周囲が市街地化・工業化するにつれ水質が悪化し
埋め立てられてしまいました。



帰る前に、手水鉢の写真を撮りました。
すると「え?!」な光景が。



お参りした日は8月、ものすごい暑い日でした。
気持ちは分かる、気持ちは分かるんやで。
しかし、これ、鳩じゃなくて人間だったら
確実に今大流行している「不適切写真」でしょう。

ネットで調べてみたところ、鳩は水浴びが大好きで
お寺の手水鉢に入っている姿は決して珍しいことではないそうです。
参拝前の礼儀として口を漱ぐものらしいですが、
こういう下から水がわき出るタイプの鉢の場合は
ちょっと考えた方が良いかも知れません。
蛇口から流れ出るタイプなら、心配いらないのですが。
(私は手は必ず洗いますが、口は漱いだり漱がなかったりです。
こちらでは漱ぎませんでした。大聖歓喜天様、申し訳ありません)


追記:産経新聞のHPに聖天通商店街ならびに聖天さんこと了徳院の記事が掲載されています。

「msn産経:大正期の大阪都…吸収した名市長が詠んだ街 鷺洲


「如意山了徳院(福島聖天)」
住所:大阪市福島区鷺洲2-14-1
電話:06-6451-7193

※「福島区の風景・街並み

「ひるブラ」(NHK)その1

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2013年10月21日、NHKのお昼の番組で野田新橋筋商店街が取り上げられます。
全国ネットです!録画予約しました!

「ひるブラ:なにわ“オーダーメード商店街”〜大阪市〜

“これぞ大阪”という客と店の関係が今も残るのが、
大阪市福島区の野田新橋筋商店街だ。商店1軒1軒が、
客の「こんなもの食べたい」という要望にオーダーメードで応える。

【ゲスト】後藤淳平,【コメンテーター】友近,【司会】井原陽介 〜大阪市から中継〜

ゲストがジャルジャル後藤というのが若干不安ではありますが…
なんかお店やお客さんに失礼なことを言いそう。
馴れ馴れしいのと気さくなのは全然違うのですが、
最近の芸人さんはその辺間違っている人が非常に多いので心配。

「オーダーメイド」ってどこのお店のことでしょうね?
ぱっと思いつくのは、天ぷらの「野田湯浅かまぼこ店」とか
ケーキの「恋花亭」かな…
NHKの写真は彫刻を施したスイカ。
フルーツカービングをしている「くだもののマルカ商店」が
取り上げられるようです。



「大阪市パノラマ地図」大正12年

今から90年位前の野田〜野田阪神界隈。
その昔、この地には「新橋」という橋がありました。
新橋の上を通る道だから「新橋筋」。
野田恵比須神社への参道として昭和初期から栄えているのが野田新橋筋商店街です。

赤○→新橋。聖天川にかかっています。今は橋も川もありません。
黄○→阪神の野田駅。開業当初(1905年)は路面電車でした。
緑○→今の玉川4交差点付近。当時は市電の停留所があった。
青○→国鉄西成線の野田駅。今のJR環状線野田駅よりもう少し西九条よりにあった。

私は上記地図の赤い○印の所を新橋だと思うのですが
そのお隣にある大きな橋(上に市電が通っている橋)は
何と言う橋なんだろう?

「ひるブラ」(NHK)その2

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先日(10/21)に放送された、野田新橋筋商店街の紹介番組を見ました。

「ひるブラ:なにわ“オーダーメード商店街”〜大阪市〜

野田新橋筋商店街は
野田阪神(阪神野田駅・地下鉄野田阪神駅・JR海老江駅)付近から
JR環状線の線路に向かって伸びる商店街です。
環状線側の出口は、JR野田駅とは少し離れています。
地下鉄玉川駅の出口からは近いですが。

「Facebook:野田新橋筋商店街
「大阪日日新聞:活気あふれる注目の商店街 野田新橋筋商店街」(2011/6/18)

番組中では、今年50周年を迎えるという話をしていました。
アレ?
手元にある『野田+福島』(都市大阪創生研究会)によると
「野田恵比須神社の参道として昭和初期から栄えています」
と書かれています。
商店街の大川陶器やビッグビーンズの前身、高鍋商店は
戦後すぐ位にこの地で創業しているので
その頃にはすでに商店街はあったのではないかと思うのですが。
「野田新橋筋商店街」という名称になって、50年ということなのかな?

阪神電鉄の野田駅が出来たのが明治38年。
今は廃止されている北大阪線の開業が大正2年、国道線の開業が昭和2年。
大阪市電の駅もありましたし(大正7年、野田線)
今の野田阪神はちょっとしたターミナル駅でした。
近隣に大きな工場があり、とても賑やかな町だったようです。

番組中で取り上げられたお店は下記の通り。

「マルカ果実店」
こちらのオーダーメイドは、店主が独学で習得したスイカのフルーツカービング。

 住所:大阪市福島区吉野2-10-25
 電話:06-6441-5044
 HP:フルーツカービングmaruka(Facebook)

「野田湯浅蒲鉾店」
有名な天ぷら(練り天)屋さん。
形状や味などをお客さんのお好みでオーダー可能。
番組では友近さんの名前にちなんで「友」の漢字の形で
ハバネロ入りの天ぷらを作ってもらっていました。
食材の持ち込みOKとのこと。

 住所:大阪市福島区吉野2-8-24
 電話:06-6441-5213
 HP:

「篠矢茶舗」
お客さんの好みに合わせて茶葉をブレンドくれるというお茶屋さん。
野田・福島はここ意外にもこだわりのお茶屋さんが複数あります。
個性的な珈琲屋さんもあるし、堂島ムジカを取り扱うお店も多い。
美味しいお茶やコーヒーに合う洋菓子・和菓子のお店もたくさんあり
お茶好きには本当に幸せな町です。
そういう町は意外と少ないんですよねぇ…

 住所:大阪市福島区吉野2-7-6
 電話:06-6441-7827
 HP:株式会社篠矢茶舗

「ストレッチ桜ヨガ」

商店街から少し横に入った所、パン屋「Tour de France」近くにあるヨガ教室。
オーダーメイドのレオタードでレッスンを受ける決まりです。

自分の体型にぴったり合せて作ることで、動きやすく
また太ったり痩せたりしたらすぐに分かるというのが利点だそうです。
野田の奥様方はわりと地味な服装の人が多いのですが
番組で紹介されたレオタードはとても華やかなものでした。
別に外で着て歩くわけじゃないし、教室の中だけで着るものだから
皆さん思い切って楽しい模様を選んではるのではないでしょうか。

昨今若い女性の間で流行りのオシャレなヨガスタジオではないです。
中高年の奥様の美容体操教室という感じかな?

 住所:大阪市福島区吉野2-7-3
 電話:06-6443-1656
 HP:

木古里

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福島天満宮近くにある和食料理店。
たこ焼き店「福ちん」があった所。
外観、内装ともリニューアルされました。
特に店内は大幅に改装されたので、前の面影はあまりありません。
落ち着いた雰囲気の綺麗なお店です。

このお店のことは、ケーキ店「chau chau」に置かれていたカードで知りました。
カードのデザインがとても可愛らしかったので
今風のナチュラルな雰囲気のカフェかなぁと思っていたのですが
言って見たら和食屋さんだったので、ちょっとびっくり。

こちらのランチはとても人気があるらしく
以前、二度ほど前を通った時は店頭のメニューに売り切れと書かれていました。
9月下旬のとある日、念願かなって(大げさやな)ランチを食べることができました。
(650円のAランチが特に激戦みたいです。800円のBランチも出来るだけ早めが良さそう。)



チキンカツの定食。これに御飯とお味噌汁が付きます。
面白いのはオプションメニューが充実していること。
玉子かけ御飯用の卵や、一人鍋、プチデザートなどがお手軽な値段で追加できます。
私が行った日は暑かったので食べなかったのですが
肌寒くなった頃には、一人鍋の追加がいいんじゃないかな。

木古里
住所:大阪市福島区福島2-8-10
電話:06-6136-3327
休日:日曜、祝日

「おはよう日本」(NHK)

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今朝(10/29)のNHKニュースで
野田阪神のストリートライブが取り上げられていました。

「福島区:大阪初!!公認路上ライブ 「野田阪神野外音楽ステージ」開催

テレビで映っていたステージは阪神電車の野田駅前の広場。
ライブ当日は通行の邪魔にならないように
区役所の人(または委託されている人)が整理をしてくれるようです。
数年前からの取り組みだったと思います。

参加には事前申込みと区役所の審査が必要ですが、
演奏途中で撤去を命じられる心配はありません。
区役所の認定ミュージシャンになると、路上ライブ以外に
区主催のイベントやバルイベント等で演奏する機会ができるようです。
(野田・福島ではバルイベントが盛んです)

区長さんの趣味が音楽演奏だから(就任の挨拶でサックスを演奏してました)、
こういう取り組みが始まったんですかね?

「福島区:「野田阪神野外音楽ステージ」ライブスケジュール
「福島区:福島区役所認定ストリートミュージシャン紹介

こちらはライブのスケジュール。
テレビでは阪神野田駅の駅前広場だけが紹介されていましたが
野田阪神の商業施設であるウイステの1階の広場、
新橋筋商店街の中にもステージがあります。

ウイステや商店街なら屋根があるので雨天もOK。
駅前広場は屋根が無いけど、一番目立つ場所かな。
野田阪神の周辺は美味しいお店がたくさんあるので
音楽を鑑賞した後は、是非お買い物や飲食を楽しんでいただきたいです。

以前、紹介された新聞の記事です。

「大阪日日新聞:野田阪神、素通り厳禁!!!!! 「行政公認」路上ライブ

日本の路上ライブというと、ポップスやロックがほとんどですが
海外に行くとクラシックやジャズ、民族音楽など多彩です。
今後、いろいろなジャンルのミュージシャンが参加してくれたら嬉しいなぁ。

1ポンドのステーキ・ハンバーグ タケル 福島店

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JR環状線福島駅南側にあるステーキ屋さん。
前は「のらぼう」という居酒屋さんでした。
その前はサンドイッチのお店「ふっくら」だったかな?

この日食べたのはトンテキのランチ。
実は私、トンテキを食べたのはこの日が初めてでした。
トンテキ、一時小さなブームが来てましたよねぇ。
ブームに乗らずにぼーっとしている間
にテレビでトンテキのことをあまり取り上げなくなりましたが…



サラダとスープ。
千切りキャベツのシンプルなサラダですが、
ドレッシングをかけてしばらく放置されていたらしく
しんなりと水が出てしまっていました。残念。

ガラス瓶に入っているのはお店のオリジナルソース。



そしてこれがトンテキ。
ご存じの通り、厚切りの豚肉を焼いたもの。
歯応えがしっかりしているので、歯が悪い人には厳しいかも。

ステーキ店なので、お店の中は油と肉の匂いで充満しています。
髪の毛にや持ち物に匂いがつきやすいため、注意が必要です。
この手の匂いは結構頑固です。
洗濯しやすい服装で行くことをお勧めいたします。


1ポンドのステーキ・ハンバーグ タケル 福島店」
住所:大阪市福島区福島5-6-11 福ビル 1F
電話:06-6457-2929
休日:無休

NATURICO Cafe

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2号線沿い、浄正橋バス停のすぐ前にあるカフェ(イタリア料理店?)。
昔は「御食事処いろは」、その後にオープンしたのは「ワイン&魚 Bosque」。
その後、「ワイン食堂 VINTAGE」という南イタリア料理店になりましたが
それもまた閉店。
何ででしょうかねぇ、わずか数年の間のことなのに…。

お隣の「ハイボール酒場VINTAGE」との間の壁は一部が取り払われていて
行き来できるようになっています。

こういう状態を大阪弁で「イケイケになってる」って言いますよね?
「ツウツウ」とも言いますが。
東京でうっかり使ったら全然通じず…
「イケイケ」という言葉は、いわゆるバブリーとかケバいとか言う意味でしか
使われないようです。
もしかしたら、「行け行けドンドン」も通じないかも…

参考「Weblio辞書:いけいけ

閑話休題。



ランチの前菜盛り合わせ。
11月に投稿していますが、食べたのは9月です。
従って、記憶が薄れてほとんと覚えていません…
手前のオムレツが美味しかったのは覚えてます。



パスタは日替わりの二種類から選べました。

座席は座面の高いスツール。
背もたれもありません。
御飯を食べるというより、お酒を飲むお店なんでしょうかね。
足の短い私には厳しい環境でした…。
(椅子に上がる時に「ヨイショ!」ってよじ登るみたいになるんです、恥ずかしい)

「NATURICO Cafe(ナチュリコカフェ)」
住所:大阪市福島区福島2-8-19
電話:06-6450-8680
休日:日曜日

無添加焼き菓子 PUKU-PUKU

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聖天通商店街にある焼き菓子のお店。
フランス料理 Y’s(ワイズ)」の
向かい側の並びにあります。



商店街のHPを拝見すると、営業は平日の昼間4時間のみ!
たまたま通りがかった際にお買い物をしたのですが本当にラッキーでした。
帰省の際にこの商店街は必ずウロウロするのに
何で気付かなかったのかなぁと疑問だったのですが
たぶんお休みの土日とか夕方に行っていたからなんだろうなぁ。

店頭の黒板に特価と書かれていたシフォンケーキを購入しました。
背の高いカップケーキのような形状です。
ふかふかの柔らかい食感なのに、
きめ細かくしっとりとした風合いもあるのです。
シフォンケーキというとスカスカした食べ応えの無さが不満だったのですが
こちらのものはちょっと違う。
ふんわりした空気感がありつつも、食べ応えもあるのです。
きび砂糖のコクのせいですかねぇ。
今まで食べたシフォンケーキの中で一番美味しかった。

年末のお休みの時はうまく都合をつけて
この限られた営業時間内にお邪魔したいと思います。

PUKU-PUKU
住所:大阪市福島区鷺洲2-11-3
電話:
休日:土・日曜日
営業:11:00〜15:00

福島ズボラーヌ日記(13年12月)

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先日、産経新聞・読売新聞に「大阪都構想区割り案」についてのニュースが
掲載されていました。

「msn産経west:北、中央を分離「5区案」維新主張へ…西成は中央区などと 大阪都構想区割り
「読売新聞:維新は大阪市「5区案」主張へ…北・中央区分離
「読売新聞:大阪市分割 5区案が早期黒字化

今までの経緯
福島ズボラーヌ日記(12年11月)?
福島ズボラーヌ日記(12年2月)?

 ・北区、淀川区、東淀川区、都島区
 ・旭区、城東区、鶴見区、東成区、生野区
 ・阿倍野区、平野区、住吉区、東住吉区
 ・西区、中央区、浪速区、天王寺区、西成区
 ・西淀川区、福島区、此花区、大正区、港区、住之江区

大阪市の税収ランキングで1位は北区、2位は中央区。
この二つを一つの区にまとめるのか、それとも分離するのかが
注目されていましたが、今回の案では「分離」と言う結論になりました。

そして福島区は大阪市西部の湾岸地区の区と統合されるという案。
私が福島区民だったのは約10年間、すぐお隣の此花区はともかく
大正区や住之江区となると距離があってあまり親近感はありません。
西淀川区はお隣でJR東西線沿線ですが、淀川と隔てられていて
お隣の区であるにもかかわらず、「遠い」というイメージが私にはあります。
新淀川の開削工事の完了が明治43年(1910年)、福島区の創設が昭和18年(1943年)。
「昔は今の大開・海老江・鷺洲は西淀川区だった」と言われてもピンと来ません。
(福島区は此花区の一部、西淀川区の一部、北区の一部を集めて作られました)

西淀川区は現在、淀川区・東淀川区とともに「淀川3区」として活動することが多く
この3つを統合する方がスムーズに行くような気がしてたんですが。
今回の区割り案では、今までの活動が無になる可能性があります。
そうそう、選挙の区割りも変わってくるんですよね。
現行では福島区は第4区、都島区、東成区、城東区、北区と一緒です。

今回、大阪維新の会がまとめた
この「北区・中央区分離型の5区案」が一番、初期コストがかからないそうです。
市長はこの案を推していますが、知事は7区に分けることを希望していたらしい。
7区に割る場合は、福島区と一緒になるのは
北区・中央区を分離する場合、「北区・都島区」、
北区と中央区を統合する案では、「西淀川区・此花区・港区・西区」。

初期コストが安いと言っても、その後の運営の方が問題。
大阪市が26区になったのが、昭和49年(1974年)、約40年前。
この時は区を減らしたのではなく、分割して増やしました。
当時のことを周囲の大人から少し聞いたことがありますが、
不安・不満を持つ人達もいたようです。
平成元年(1989年)に東区と南区、北区と大淀区が統合して現在の24区に。
この時のことはよく覚えています。
特に東区と南区はそれぞれ長い歴史を持つ地域で、大きな反対運動が起こりました。

現市長も知事も大阪市民ではないので、本当に真剣に考えてくれてるのかな?
と疑問に感じるところも多々あります。
お金持ち区である北区・中央区と一緒になれなかった、残りの3区はどうなるのか?

現在、私は大阪都構想のお手本である東京都に住んでいます。
お金持ち区とそれ以外は明確な差があります。
例えば、平成23年度、住民一人あたりの税収について、

 1位  千代田区…308,921円/人 (千代田区の人口は非常に少なく、49,003人)
 2位  港区………276,507円/人
 3位  渋谷区……197,934円/人
 22位 葛飾区…… 70,018円/人
 23位 足立区…… 65,232円/人

当然のことながら、この格差は住民サービスに直結しています。
私が住む江東区は15位。
上位のお金持ち区にくらべると、やはり「それなり」です。
そしてその土地・住所に持つイメージと税収はほぼ比例しています。
お金持ち区の人気はさらに高まり、流入してくる人口や企業数は増えますが
ランキング下位の区はずっと底辺のまま。

「msn産経west:大阪都構想の区割り案で思うこと “数合わせ”より歴史の重みを

(このコラム記者は大阪に対する偏見が強くて苦手なんですが)

「新しい区に“DQN名”の恐れ…お得意の『公募』?」

新しい区名も決めないといけないわけで…
シンプルに「東西南北+中央」に収めるのかなとも考えたのですが、
「旧 西区」が「新 中央区」になる可能性が。
これは混乱必至ですね。
ウケ狙いとしか思えない妙な区名も絶対に絶対に止めて欲しい。
「マイド区」とか本気で考えそうで恐ろしい。

福島ズボラーヌ日記(14年1月)

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(1月も後半に入った時期でなんなんですが)
あけましておめでとうございます。
今年こそ、大阪に帰任できますように。



12月後半、所要があって大阪に帰ることが出来ました。
念願のアヒルちゃんに会えました!



思った以上に大きい、そしてものすごく可愛い!
ありがとう、千島土地さん!



ABC前の広場には小型アヒルちゃんが並んでいました。



高台の上から堂島川の方を振り返ると…隙間からアヒルちゃんが!
ゆらゆらと揺れて時々目が合った(ような気がする)。
この黄色い丸い物体は見ている者を幸せな気持ちにしてくれました。

Velvet Virgo

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福島駅近くのカフェレストラン。
昨年夏にオープンしたばかりの新しいお店です。
年末の帰省の際にお邪魔しました。



このあたりは昔は駅前であるにも関わらず静かな場所だったのですが、
今は飲食店が次々にオープンする人気の立地となりました。
ここは前は何があったのかなぁ、思い出せません。

店内は洋風にまとめられていて、テーブルや椅子は渋い色合いのアンティーク。
女性が好きそうな雰囲気です。
男性だけだとちょっと気恥ずかしいかな?

ランチメニューは黒板に色々と書いてありましたが
ちょっと甘いものが食べたい気分だったので、フレンチトーストにしました。



サラダとポタージュスープ。



主役のフレンチトースト。フルーツとアイスクリームが添えられていました。
これにドリンクがついて1000円。
パンは柔らかく、バターの香ばしい甘い香りがして美味しいフレンチトーストでした。
もりもり食べたい人にはちょっと物足りないと思いますが
そういう人のために洋食の日替わりランチもあるのでご安心を。

Velvet Virgo(ヴェルヴェット ヴァーゴ)
住所:大阪市福島区福島5-6-6
電話:06-6455-5005
休日:月曜日・第3日曜日

福島ズボラーヌ日記(14年3月)

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えー、このたび晴れて福島区民に戻りました。

段ボールだらけの我が家が片付いたら、ぼちぼち近所を散策しようと思います。
新しいお店がまた出来ているみたいで、楽しみ!!

住民票の異動のため、区役所に行きました。
季節柄、混んでおりましたが、素敵な番号札のおかげで楽しい待ち時間を過ごせました。
野田のお地蔵さん巡り「ななとこ詣り」の絵地図が番号札代わりなんです。
地図を見たり、壁に貼られた歴史資料を見ている間に
順番が回ってきたので、全然退屈しなかった。
館内で放送されている、福島区のCMも良かったです。
(歴史資料は区役所5階にも掲示されています)




最初にフッピィ(福島区のゆるキャラ)が案内している長屋の街並みは
JR野田駅の南側にあります。→野田三丁目(6)

CMでは各地区の代表的な風景も紹介。

 ・福島=ほたるまち
 ・野田=中央卸売市場本場
 ・玉川=野田恵比須神社
 ・吉野=吉野小学校
 ・鷺洲=売れても占い商店街(福島聖天通商店街)
 ・大開=野田阪神駅前通商店会
 ・海老江=淀川

福島区は本当に良い所です。
このCMで言う通り、まさに「住みたい 知りたい 訪れたい まち」です。
異動の多いこの時期、新しく区民になられる方も多いでしょうが
この街を好きになっていただきたいです。
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